
4月のオアフ島住宅市場 ー販売低迷と在庫増加ー
- 武田 麻魅 (たけだ まみ)RB-22153 Compass
- 5月7日
- 読了時間: 2分
4月のオアフ島住宅市場は、一戸建てが前年同月比8.0%減、コンドミニアム が同8.4%減となり、全体的に低調な数字となりました。 その一方で、一戸建てが 366 件、コンドミニアムが 851 件と新規物件が増加し、ここ数カ月で見られなかった ほど購入者の選択の幅が広がる在庫数となりました。
4月の月次統計では
一戸建ての販売価格中央値は前年同月比6.4%増の$1,170,000で、3月より0.9%上昇しています。 コンドミニアムの中央値 は前年同月比4.4%減の50.5万ドルとなりましたが、前月比では1.0%の微増となりました。
昨年4月と比較すると、物件が市場に出回る日数は長くなっており、中央値は一戸建てで29日、コンドミニアムで43日となりました。
60万~99万9,999ドルの一戸建て新規物件は前年同月比26.8%増の123件。 1,000,000ドルから1,299,999ドルの新規一戸建て物件は前年比20.9%減の72件。 コンドミニアムの新規物件は前年比29.7%増の851件で、ほぼ60%が599,999ドル以下となっています。
有効在庫は両市場とも拡大し、一戸建て805件、コンドミニアム2,512件で、それぞれ前年同月比30.3%増、59.4%増となりました。
「ホノルル不動産協会会長のトレバー・ベン氏は、「借り入れコストの上昇と管理費の高騰が、購入者の選択肢をどう評価するかに影響を及ぼしている。 「在庫が増えるにつれて、より慎重に、価値重視の意思決定が行われるようになっています。 希望価格以上で成約する物件は減っており、売主戦略の転換を促しています。 戦略的な価格設定と忍耐が、住宅がどのように動くかにおいて、より大きな役割を果たし始めている。”とコメントしています。
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